いつかまた出会うためのサヨナラを告げたくて

乃木坂46のヲタクによる乃木坂46の記録。

あなたの好きなところ

橋本奈々未さんの好きなところ。

 

見た目が美しいところ。

 

バンギャなところ。

 

びっくりするくらい真面目なところ。

 

その割に価値観が独特なところ。

 

それでいて地に足がついているところ。

 

軸がぶれないところ。

 

言葉の選び方が素敵なところ。

 

言葉に合わせた話の仕方ができるところ。

 

相手を思いやる気持ちを忘れないところ。

 

 

 

 

橋本奈々未さんとの最後の握手が終わった。

 

1月14日。京都パルスプラザ。

f:id:mahorin46:20170115225237j:image

これは15日の写真だけど、雪は14日も降っていて、本当に雪が嫌いな私は涙が出そうだった。

 

それに加え、京都の握手会場である京都パルスプラザはサイズが小さめ。

ましてや最後の全国握手会だ。

すぐに入れるはずもなく外で3時間ほど待ってから入場。

ヲタクのくせに待つことに慣れていない私は、心が折れそうだった。

 

そんな思いをしても会いたかったのは、橋本さんに伝えたいことがあったから。

自分の声で、自分の言葉で伝えたいことがあったから。

橋本さんの選ぶ言葉を、話す言葉を、自分の耳で直接聞きたかったから。

 

会場に入場したのは16時30分。

レーンが締め切られたのが18時45分。

 

18時40分頃レーンに並んだ。

そして握手をしたのが、20時45分頃。

案外あっという間にその時は来てしまった。

f:id:mahorin46:20170115230543p:image

 

レーンの先には、ポニーテールにマスクをした橋本さん。

私と橋本さんの最後の握手。

すでにTwitterでも呟いたけれど、まだ思い出に浸らせて。笑

 

私:ななみん、今日で握手最後です。だから体調悪いって知ってたけど、迷って会いにきました。
橋本:うなずく
私:体調悪いのに握手会してくれてありがとう。

橋本:そんな、全然だよ!
私:たくさん握手会きたりしたわけじゃないけど、握手するたびに元気もらえてたし、ライブとかも……ななみんにすごく支えられてました。ありがとう。
この5年?くらい、本当にありがとう。
橋本:ありがとう。そう思ってもらえて私も本当にうれしいよ。
私:私は…ななみんにたくさん幸せにしてもらったから、ななみんには絶対に幸せになってほしい。絶対に幸せになってね!
橋本:お互いにね!お互いにだよ!
手を振る

 

最初から泣いてしまった。

 

泣かないで、笑顔で終わることが理想だなんてことはわかっている。

だけど、そんなこと私には無理だった。

 

本当に途中から涙が止まらなくて、うまく言えなかったこともたくさんあった。

橋本さんは、泣きながら言葉に詰まる私をひたすらに、しっかりと見つめてくれていた。

そして、優しい口調で言葉を返してくれた。

 

最後の終わり方は本当に橋本さんらしいと思った。

「幸せになってね!」なんてどこの馬の骨か分からないようなヲタクに言われたのに、「ありがとう」ではなく、「お互いにね」と返してくれるのが、本当に橋本さんらしい。

 

この人が本当に好きだ、と思った。

 

きっとこれから先、私と橋本さんはこうやって目を合わせて、言葉をやりとりすることは一生ないだろう。

なのに、この最後のやりとりで改めて好きだ、と思わせてくれるなんて本当にずるい。

でも、最後まで好きで居させてくれてありがとう。

大好きな橋本奈々未さんのままでいてくれてありがとう。

 

「サヨナラの意味」の歌詞の中に、こんな歌詞がある。

「思い出は今いる場所に置いていこうよ」

 

今の私にはそんなこと出来なさそう。

しばらくは橋本奈々未さんとの思い出に浸らせて。

せめて、2月20日のその日を迎えるまで。